〜防犯の基本〜 警備保障だけで万全とお考えですか?
TVのニュースや新聞紙上で店舗や事務所荒らしの報道を見かけた事があるかと思います。これらの被害に遭った所は全くの無警戒だったのでしょうか?TVなどで報道されている時に、よく画面を観察してみて下さい。
宝石・貴金属店はもちろんの事、大概の店舗・事務所には警備会社のステッカーが貼ってあると思います。
ここで1つ疑問が湧きませんか?「なぜ防げなかったのか?」
せっかくの防犯装置が機能していなかったのでしょうか?
ニュース等で報道されている画像を見ていると、ドアをこじ開けていたり、錠前を壊していたり、窓ガラスを割って侵入していたり、ピッキングで侵入していたりと手口は様々ですが、共通点は「侵入しやすい所から手際よく侵入し、手際よく仕事をし、退散する」という事です。
こういった犯罪には泥棒の犯罪心理と手口いう「傾向」をつかみ、それに適切な「対策」が必要です。
対策も適材適所を見極めないと効果が半減、最悪効果なしになってしまいます。
では順序だてて大まかな「傾向」と「対策」をご説明します。
■侵入を諦めさせる
最近の泥棒の半数以上はは前もって現場の下見を行なうと言われています。
結論から言うと、「成功する可能性が高い所を狙う」のです。
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その要因は |
入りやすくて逃げやすい |
| 人通りや人目が少ない |
| 通りや近所からの見通し といった「環境的要因」 |
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その他には |
扉周り、窓周りの防犯金物の形式や施錠状態 |
| 家人の在宅状況 |
| 番犬がいるかどうか |
といった「侵入対象の状態」が主だったポイントです。
つまり、向こうもプロですから、成功しやすい現場を慎重に選んで確実に仕事をする事を考えているわけです。
この段階で、泥棒に「ここは厄介だな・・・」と思わせたら良いわけです。
環境的要因は簡単にできない事もあります。町並みなどは変更しようがありません。
せめてもの、数ある家の中で我が家をターゲットにされない、言い換えると「よその家にしよう」と思わせる対策を施せば効果があると言う事です。
■侵入手口に耐える
統計で泥棒が侵入を試みて諦めるまでの所要時間は「5分までで約7割、10分以内で約9割」と言われています。つまり「最低で5分、できれば10分持ちこたえる物理的防犯強化」が必要なわけです。
泥棒の7〜9割はこれによって排除されます。 「残り1割は?」となりますね。ここからホームセキュリティなどの防犯機器の出番なのです。 大手警備会社のホームセキュリティ・システムは窓ガラスの破壊やドアのこじ開けなどの侵入に対して警報を発報します。システム設置箇所のサイレン・ブザーやフラッシュライトなどの威嚇警報と共に契約警備会社に自動通報が入ります。それによって25分以内で現場に駆けつける、と言う内容のシステムが多いと思います。
警察官や警備員が駆けつけるまで、侵入手口に耐えてもらわないと意味がないのです。
■退散させる
まず現場での威嚇警報で退散させる目的だけなら、簡易型のセキュリティ機器を購入し設置することでその効果があります。よく言われる泥棒の嫌う事は「音・光・時間・周りの目」が挙げられます。
周りが気になり、時間も掛かって、精神的には辛い状況で、突然の大音響の警報や威嚇ライトは益々泥棒にプレッシャーを与える事でしょう。(普通の人ならビックリします)
それにも懲りずに侵入し物色を始める場合はどうなるのか?となりますね。統計で犯行の所要時間は多くは5〜10分程度と言われています。
上記の手段を尽くしている現場なら数々の「ハードル」を越え、時間的・精神的プレッシャーはかなり大きいと考えられます。泥棒心理的には「早くしなければ!」と事を急ぐでしょう。この段階で犯行が見つかるリスクが非常に高くなるので、冷静に考えると退散した方が良いと考える泥棒が大半でしょう。
■守る・持って行かせない
最終防御区域は「金庫室」となります。そんな大げさな所は無い!とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、要するに「我が家で1番大事な物があるところ」と考えてください。
金品や権利書・証書等を確実に保管できるのは、金庫しかないと言っても良いでしょう。その金庫がある部屋はフリーに入る事ができますか?厳密に言えば、ここにもちゃんとした錠前を設置しておかなければなりません。
簡単に辿り着かれてしまったら意味がありません。 そして最後の砦の金庫ですが、「手提げ金庫」では意味がありません。文字通り、手提げで持って帰られてしまいます。小ぶりな金庫も丸ごと持って行かれます。
通常良く見かける金庫は「防火金庫」と呼ばれるものがほとんどです。正面きってのコジ開けには多少耐えられたとしても、「裏面はがし」や大げさな手段による攻撃には耐えられません。
それらに対抗するには「防盗金庫」と呼ばれるタイプを床面に「固定工事」を施す必要があります。
簡単に開けられない・持ち出す事もできない、ましてやセキュリティシステムが作動しているとなれば後は退散するしかない状態になります。
(もっともここまでたどり着くには相当時間が掛かっているので犯行現場を押さえられる確率が高くなりますが)
ここまで考えて初めて「防犯対策」と呼ぶべきなのです。「警備保障に入っているから大丈夫」という妄想は止めた方がいいと言った意味が判っていただけましたでしょうか。
特に店舗・事務所関係に関わるお客様は今一度、「防犯診断」をしてみて下さい。
ニュースで報道されている事件の現場映像がご自身の所になる前に・・・ 一般のお客様も「あなただけ」を狙ってくる泥棒だったら5分10分で退散せずにあらゆる手段を尽くしてでも侵入してくる可能性もあります。そういった場合には、より強固に対策するしかありません。引越しすることも検討しなければいけないかもしれません。
防犯に「絶対」ということはありません。極端な話、ブルドーザーで家に突っ込んでこられたらどんな対策をしていても、ごっそり持っていかれますよね。(空き巣レベルではありえませんが)通常よく聞く「空き巣」や「事務所荒らし」に対しての対策なら、上記の点を見直して対策を検討してもらえれば、相当な効果が期待できるはずです。
基本的に防犯は、「どのような泥棒」に対して「守りたいもの」を守るのにどのくらいの「費用対効果」を望むのか?という事に尽きると思います。そのご相談は当店へご依頼ください。たとえ1万円でも有効な使い方をご提案させていただきます。
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